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アホエロ小説

第1章 引っ掛けたら後悔しました。

ついでに泊まる男も。


チラリとその男を見ると、グラスの水を飲んでいるとこだった。


喉仏が水を飲むたびに上下する。

ただそれだけなのに、何だか見ていられなくてすぐに目をそらした。



「気に入っていただけたかな??昨日の朝は和食だったから洋食にしてしまったんだが大丈夫だろうか?ほら、食べて。」


「いや、あのっ!!!ダメです!」



咄嗟に出た拒否の言葉に、目の前の男の片眉がなぜ?というように上がる。



「お、俺あんまりお金持ってないし、こんな高級ホテルのお金を出せるとは....それにどうしてここにいるかもわからないし....」




その言葉にキョトンとすると、少しかすれたセクシーな笑い声が落ちる。



「気にしなくていい。いいから食べなさい。あと君がここにいるのは、昨日私とあったところまでは覚えてるかな?」


こくりと頷くと満足したように話を続ける。


「あの後、君が気を失ってどうしようと思ったんだが、うわ言のように明日から休みだと言うからここに連れてきたんだ。」

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