
子猫カンフェス
第1章 子猫カンフェス
少し――――沈黙が流れます…
啓二さんも僕と同じように…会いたかったのかな?なんて…思ったけど――――…
現実は…違うだろうなぁって…肩を落とします
薄々気がついているんです
だって…
今の僕の姿は…
肩まである長い髪はポニーテールより低めの位置にひとつ結び…
半袖短パンではあるが…少年ど真ん中の地味な柄
靴だって…小学生の必須アイテム“瞬〇シリーズ”…
微塵も…女の子要素はない…地味な姿ですから
僕は返さないといけない服の入った紙袋を胸に抱き――――…会えてうれしいのに…
うつむいてしまいます…
