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第22章 つれづれ







三「ふーん…、ま、よくわかんねーけど
一応報告したからな、俺行くわ。」



A「…すいません。ありがとうございます。」



三「あ!そういえば!
鍵あけっぱできちゃった!
相葉、閉めといてくんない?」



下手な芝居の後に

チャリ、と手のひらに落とされる

健センパイのキーケース。



A「センパイ…。 」



三「迎えにいってやれよ。」←ドヤ顔




健センパイの部屋の鍵をカバンに入れ、

寮に向かってダッシュ






の前に。くるりと健センパイに向き直る。



A「健センパイ…にのちゃんと一晩、
同じベッドで寝たってことですよね? 」



三「…ねたけど。」



A「もう絶対絶対ダメですからね…!」





キョトン、とした健センパイが

いつも通りのクシャッとした笑顔に

なったと思ったら盛大に笑い出した。





三「…アホ!ならもう俺の部屋に来させんな!
てか早くいけ!!」



A「うぁい!ありがとうございます!! 」



深々とセンパイに頭を下げて、

今度こそ寮に走り出した。




最悪一時間目はサボりだ!!

今はかずくん最優先!!

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