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好きって言わない!

第30章 台風ジェネレーション。




M side




相葉の好きな人って・・・



まさか・・・





A「ちゃんと俺らのトコに戻ってきてくれたんだね♡
よしよしイルカちゃん良い子だねー♡」



N「・・・俺もよしよしして!」



A「もう、ヤキモチ妬かないの♡」




いつの間にか相葉の膝に跨って、ピッタリくっついているニノ。
そんなニノの腰に手をまわし、よしよしと髪を撫でる相葉。




N「あのさ・・・ごめん。」




A「なにが?」




キスしそうな程近い距離で、相葉がニノに微笑む。
うるうるの瞳で唇を尖らせるニノが可愛い女の子に見えてきたぞ・・・




N「俺、拗ねて良くない態度取っちゃって・・・」



A「くふふっ、もうご機嫌は直ったの?」



N「・・・うん、ごめんね?」



A「良いんだよにのちゃん♡
でもなんで拗ねてたの?」



N「だって・・・」



A「ん?」



N「・・・ヤダ、言えない。」



A「ええ〜?!言ってよ!!」



N「恥ずかしいもん!言いたくない!!」



A「もうっ、隠し事はナシだよー!!」



N「いやんっ♡擽ったぁいっ!!」




M「・・・・・。」




こいつらが仲良しなのは十分知ってるけど、この砂糖を吐きそうな程の甘々な雰囲気ってさ、やっぱおかしくないか??



相葉の膝の上に乗って、あんな甘えた顔してさ。
肌蹴た浴衣の裾から伸びる真っ白なニノの足を撫でる相葉の手つきがいやらしい。




S「この魚マジでうめぇ!!」




AN「「!!」」




櫻井の声に、ビクンと大きく体を揺らした2人が勢い良くこちらを振り返った。




A「えっと・・・
にのちゃん、もう失くさないようにしなきゃね!!」



凄い勢いでコクコク頷くニノは、真っ赤な顔で浴衣の裾を直す。




S「おいお前ら何やってんだよ!
冷めないうちに食えって!」




1人食事を堪能している櫻井が、相変わらず頬をパンパンにさせながら大声で呼ぶ。






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