好きって言わない！
第30章 台風ジェネレーション。
S「おーい！晩飯前に行こうぜ！」
N「うるせぇ撫で肩黙ってろ！！」
S「はぁ？！？！」
A「に、にのちゃんっ・・・！」
N「まーくん、続きシて。」
A「ええ？！」
こんま中途半端な状態でおしまいになんて出来ない。
まーくんと初体験するんだもん。
キモチイイ事するんだもん。
N「ね、早く。」
A「いや、でも翔ちゃんが、」
N「ほっときゃ良いじゃん。
鍵掛けてるし入って来れないよ。」
S「おいこらニノ！！
出てこい！！」
N「うるせーっての！！」
A「にのちゃん！！」
困ってるような、怒ってるような顔でまーくんが俺を見下ろす。
N「・・・。」
A「言い方、良くないんじゃない？
ケンカ売ってるって思われても仕方ないよ？」
俺の体をユックリと起こしながら、頭をよしよしと撫でる。
N「だって・・・」
A「俺もにのちゃんとイチャイチャしてたいけどさ、4人で旅行に来たんだし。
あとでユックリ続きしよ？」
ちゅ、ホッペに優しいキスをされた。
ドアの外から、松本らしい声がボソボソと聞こえる。
翔も松本に宥められてるのかもしれない。
A「温泉行って、晩ご飯食べたらすぐ部屋に戻っちゃお！
外でお泊りなんかした事ないから何かドキドキしちゃうねー！！」
俺を抱き起こすと、温泉へ向かう準備を始めたまーくん。
N「・・・・・。」
まーくんの言ってる事は正論だと思うよ。
思うけどさ。
N「・・・あり得ねぇ。さいっあく。」
ボソリと聞こえないように文句を言う。
だって・・・
だって・・・
エッチなままの俺の体、どーすんだよ？！
まだ勃ってるんだけど！！
すっごいモヤモヤしちゃってるんだけど！！
自分は俺の口でイッたから良いけどさ！！
俺これからだったのに！！
A「にのちゃん、行くよー♡」
笑顔のまーくんが恨めしい。
もう！！
バカバカバカバカっ！！！
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