
好きって言わない!
第30章 台風ジェネレーション。
N「ん・・・ねぇ、早く俺も・・・」
まーくんの大きな手で触れられる事に期待して、体中が火照って熱い。
N「まーくぅん♡」
早く、キモチヨクして・・・
A「にのちゃん、俺止まれないかも・・・」
N「やん♡」
ガバッと覆いかぶさってきたまーくんに、押し倒される。
畳の匂いが、なんだかいつもと違って落ち着かない。
N「止まんなくて良いよ・・・?」
テストやら学祭やらが終わって旅行に来てるって解放感が、なんとなく俺たちの背中を押してる気がする。
恋人だもん。
まーくんの事大好きだもん。
A「にの・・・♡」
ああ、ココでまーくんと初体験しちゃうんだ。
俺、大人になっちゃう・・・
A「一緒に、気持ち良くなろうね♡」
N「あ・・・♡」
そう言って俺の体を優しく撫でる。
まーくんの甘いキスにとろんと思考が蕩けてきたその時。
S「おい、温泉行くぞー!!」
ドンドンとドアを叩く音と共に、翔のデカイ声が聞こえてきた。
N「・・・・・。」
A「・・・ど、どうしよ。」
バツの悪そうな顔で、俺を伺うまーくん。
その手は俺の内腿に添えられていて。
あともう少しで触ってもらえたのに・・・
甘々なエッチなキスしてる最中だったのに・・・
