
好きって言わない!
第27章 ラブストーリーは突然に。
A side
大っ嫌いだって、にのにも言われた。
今の松潤、さっきのにのちゃんと同じような表情をしてる。
不機嫌というよりは、拗ねたような寂しそうな顔。
A「大っ嫌いなの?」
M「大っ嫌い・・・っていうか・・・
いや、嫌いは嫌いだけど・・・」
しどろもどろになる松潤。
A「ホントに?
ホントに嫌いなの??」
M「え・・・いや・・・
嫌い・・・だけど。
別にそこまで嫌いってわけでも・・・」
A「・・・どっち??」
良く分かんない。
M「・・・嫌い、じゃない・・・。」
A「ホント?!」
大っ嫌いって言ったけど、嫌いじゃないんだ?
M「・・・・・。」
真っ赤になって黙ってしまった松潤。
あれ、俺なんか悪い事した??
M「あークソっ!!
宝探しなんかやってられっか!!」
A「えっ、ちょっと松潤!!」
教室の方へ引き返して行った松潤。
あいつもサボりかぁ・・・
ま、コンテスト頑張ったし大目に見ても良いかな?
A「あ、」
翔ちゃんも松潤を目で追ってる。
ふふ、やっぱり結構仲良しだよねあの2人って。
・・・大っ嫌いって言ったけど、嫌いじゃない。
A「よし!!」
松潤の言葉にだいぶ勇気をもらった!
にのが俺を嫌いなんて、そんな事ぜったいない!
怒らせちゃったのは事実だけど。
ちゃんと謝って許してもらおう。
とりあえずにのを探さないと。
人混みの嫌いなにのは、きっとどっか静かな所に・・・
A「・・・・・ん?」
屋上へ続く中庭の茂みに、可愛いお尻が・・・
柔らかそうなプリっとしたお尻に、体操服の短パンから伸びる白い太もも。
どうぞ襲ってくださいと言っているかのようなエロい四つん這いポーズだ。
間違いない・・・
このエロ可愛いお尻と太ももはにのちゃんだ。
