無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

A side




花のように可憐な笑顔で、俺を見つめる可愛いにの。




瞳にうっすら涙を浮かべてさ。
アカデミー賞余裕で獲れるくらいの名演技。




A「にのちゃん・・・」




N「まーくん♡」




駆け寄ってきたにのをぎゅっと抱きしめた。




『まさかの展開！！
アラジン王子と白雪姫の禁断の恋です！！
もう完全に2人の世界です！！』




進行係の言葉に、会場はさらに大盛り上がり。
こうなったらとことん演じなきゃね！




N「きゃっ・・・」




にのをお姫様抱っこして、おでこにキスをした。




A「結婚しよう♡」




ぎゃあああああああああっ♡
もう歓声は絶叫のようになってる。笑




真っ赤なにのちゃんは、コクンと小さく頷いただけで俺の胸に顔を埋めてしまった。




『大盛り上がりの中ですが、いま集計が終わったようです！！
いよいよベストカップルが決まります！！』




ベストカップルか。
にのとの思い出に欲しいな、なんて。




もし選ばれたら・・・
調子乗ってキスとかしちゃおっかな・・・




それくらいなら許されそうなくらいの盛り上がりだもん。





『ベストカップルは・・・』





にのが、ぎゅっと俺に抱き付いた。







『・・・プリス王子とジャスミン姫です！！！！！』








AN「・・・・・・・・ん？」




M「はぁ？！？！」




S「なるほど。」




A「ええええええっ？！」




俺とにのちゃんじゃないの？！