
好きって言わない!
第27章 ラブストーリーは突然に。
A side
A「俺はにのちゃんが好きです。」
大好きです。
N「・・・・・・・・・・。」
ポカンとして、固まったにのちゃん。
可愛い瞳をぱちくりさせて、超絶ラブリー。
A「にの?」
ハッとして、みるみる頬がピンクに染まる。
両手を胸できゅっと握って、唇はむにっと結んでて。
瞳はどんどん潤んでいく。
か・・・
可愛い・・・っ!!!
A「にのちゃんが好き!
超大好きだよ!!」
気付いたら叫んでた。
好きな人に好きって伝えられるのってこんなに嬉しいんだね。
N「ホントに・・・?」
A「くふふっ♡ホントだよ!
にのが好き!!」
N「まーくん・・・」
真っ赤になったにのが、ドレスのスカートを掴んできゅっと瞳を閉じた。
N「俺もっ・・・俺も・・・
まーくんが好き・・・・・!!」
A「え?」
きゃあああああああああっ♡
A「っ!!」
鼓膜がやぶれるかと思うくらいの歓声と拍手。
え?なに?どういうこと?
俺を好きって・・・
まさか。
A「あ、」
俺の悪ノリに乗ってくれたって事・・・??
そうだよね、にのって空気読むの上手いもん。
どう立ち回ったら面白くなるか考えたんだよねきっと・・・
にのったら演技上手いんだもん・・・
一瞬本気で俺の事好きって言ってくれたのかと思っちゃった。
