
好きって言わない!
第27章 ラブストーリーは突然に。
A side
夢のような時間だった。
ふわふわの可愛い笑顔で、ふわふわのドレスでくるっとまわる。
ヒールを履いてても、俺より背が低いにのちゃん。
慣れないヒールで一生懸命踊る姿がたまらなく可愛かった。
こんな舞台の上でエッチな甘え方された時は超焦ったけど・・・。笑
にのは俺をからかって遊んでるんだろうけどさ。
本気にしちゃうからな!
マジでゴックンさせちゃうし、顔にぶっかけちゃうからな!
強気な事を言うにのだけど、とことん快感に弱い。
ちょっと俺が攻めすぎるといまだに泣いちゃうんだもん。
それがまた可愛いんだけど・・・♡
今日はマジで泣かせてやる。
ヤダって言っても、ぜってーやめてやんない。
イかせまくってやる!
・・・いかん。
せっかくおさまってたのに、またムズムズしてしまう。
チラリとにのを見ると、思わず吹き出しそうになってしまった。
なにあの退屈そうな顔!!
翔ちゃんの腕を組みながら、ぼけーっとしている。
かと思えばモゾモゾと足を動かして、むぅっとした表情。
足が痛いんだろうな・・・
脱いじゃったらいいのに。
あーあ・・・
あくびを噛み殺してんのバレバレ。
完全に飽きてるな。
ほんとにもう・・・
何であんなに可愛いの。
足が痛いなら、抱っこしてあげたい。
眠いなら俺の胸で眠れば良い。
抱きしめたい・・・
『ではアラジン王子、ジャスミン姫の素敵な所を教えてください。
どんどん惚気てもらって良いですよ!』
A「え?」
急にマイクを向けられて戸惑う。
ジャスミンの素敵な所・・・
A「えっと・・・エロい。」
M「殺すぞ。」
大爆笑の会場だけど、これ本気の答えなんだけどな。
だってエロいじゃん松潤の体って。
・・・でも確かに素敵な所がエロいだけじゃマズイか。
