
好きって言わない!
第26章 Painful love。
彼女との事を何か相談したかったんだろうか。
でも、あんなエッチな事してる最中に相談事なんて・・・
N「あ。」
少し先をダルそうに歩いている松本を発見。
今日はどこのクラスも学祭の準備で残っている。
きっと松本も採寸してたんだ。
N「松本!」
M「・・・おう。」
明らかに不機嫌そうな表情で振り返る。
N「なんか疲れてるな。」
M「そりゃ疲れるだろ・・・
採寸だなんだって体中ベタベタ触りやがって。
てかお前なんで体操服なんだ?」
N「採寸するのに制服よりこっちのが測りやすいからって。」
M「・・・マジかよ。
俺普通に脱がされたぞ・・・」
ウンザリした顔の松本が面白い。
普段近寄りがたい黒王子に触れるチャンスって事か。
女子って怖いなー。
松本も女の子相手じゃキレるにキレられなかったんだろう。
されるがままになる松本を想像して、笑いそうになった。
N「松本ってなんのお姫様なんだ?」
M「・・・ジャスミン。」
N「なるほど。」
アラジンに出てくる黒髪のエキゾチックなお姫様だ。
ウチのクラスの女子のよみ通り、セクシー系じゃん。
M「はぁ・・・嫌だ・・・。」
N「ぷっ。」
M「何がおかしい。」
N「だって・・・」
何かちょっとションボリしちゃってさ。
可愛いんだもん。
M「お前だって嫌がってたんじゃねぇの?」
N「嫌だけど。
でも、クラス盛り上がっちゃってるし・・・
まーくんだって、」
俺の白雪姫楽しみにしてくれてるし。
M「あ、そうだ相葉。
あいつ何かあったの??」
N「え?」
