
Treasure of life
第11章 After the rain
side M
ある日。
「あのっ」
俺は、自宅の最寄り駅で呼び止められた。
振り返ると、中学生?
いや、ギリギリ高校1年生といったところか。
俺より10㌢は低いと思われる背丈の、制服を着た少年がそこに立っていた。
「あなたが…松本潤さんですか?」
「は?そうだけど…?…君は」
「僕は、嵐が丘高校1年の知念侑李です」
そう言うと、その童顔の少年はニコリと笑った。
嵐が丘って智くんの……。
「で?嵐が丘高校の知念クンが俺に何の用?」
「初対面でこんなこと言うのはアレなんですけど。
大野先生と別れてください」
ある日。
「あのっ」
俺は、自宅の最寄り駅で呼び止められた。
振り返ると、中学生?
いや、ギリギリ高校1年生といったところか。
俺より10㌢は低いと思われる背丈の、制服を着た少年がそこに立っていた。
「あなたが…松本潤さんですか?」
「は?そうだけど…?…君は」
「僕は、嵐が丘高校1年の知念侑李です」
そう言うと、その童顔の少年はニコリと笑った。
嵐が丘って智くんの……。
「で?嵐が丘高校の知念クンが俺に何の用?」
「初対面でこんなこと言うのはアレなんですけど。
大野先生と別れてください」
