
ねぇもう嫌・・・
第21章 検査④
異物を拒むソコは勝手に力が入っていて、それは柊先生が両手を使って入れるほどだった。
穴という穴を広げられて、燃える程身体が熱い。
「…フ、ゥッ…っ…」
管が少しでも動くたびに、思わず腰が上に上がった。
『…』
それでも柊先生は私が出し終わるまでずっと黙ってた。
『お腹押すよ。』
強い力で下腹を押された。
「っ…」
『痛くないね?』
「…」
布団の中、頷いてもきっと届かないから何も反応しなかった。
『じゃあ抜くよ、出来るだけ力抜いて。』
柊先生の手が大胆に触れる。
「っ…」
追加のジェルが、柊先生の手でソコを満遍なく濡らしていく。
下の口をぎゅっと閉じようとしても、管のせいでうまく閉じれない…
それでも柊先生の手は容赦なく、
あれこれと手が動く
『…言うこと聞いて。
肩の力を抜いて。
全身、ペタっとベッドに押し付けるように。
…そう。』
ぽつんと残った理性の周りに
甘くふわっとしたものが包むように、
頭の中で、羞恥と自分の身体の反応に怯える私を、
柊先生は、悪魔でも医師としてそう柔らかく指示をする。
柊先生の大きな手が花弁を少し開いて、
その上の蕾を跳ねるようにそっと触った。
「ンッ…フ…っ」
足が敏感に反応して、
一番動きやすい足がびくんと震えた。
『…』
柊先生は黙ったまま。
「…」
こんな状況で、力なんか抜けない…
身体がガチガチに緊張してて、
その癖、心の奥底で欲情してる。
自分の身体の変化に追いつけない…っ
こんなの恥ずかしい、けど……っ
『…っ。』
柊先生が軽く吐息を漏らした。
『…全然管を離してくれないんだけど。』
柊先生が軽やかに笑った。
