ねぇもう嫌・・・
第21章 検査④
布団の中は窓からの日差しで少し明るい。
『ジェル多めに付けとくから。』
柊先生の声がした。
「っ」
突然足を掴まれた。
足は勝手に動いて
両足でM字を作った。
カチャッ
ジェルが入った容器からジェルを取り出す音。
柊先生は何も喋らなくなり、
それが私からの"遮断"なんだと勝手に悟った。
怖すぎる…。
未だ手も触れない下肢。
無防備な私の足は、柊先生の視線の先にあって…
…早く…っ
生理反応か何か、
勝手に下の口をぎゅっと閉じた。
このまま居たら何か溢れそうな気がした。
「…」
…焦らしプレイ?
っ、駄目だぁ
頭の中が…変なコトでいっぱい…
ビクッ
「ッ…」
不意に柊先生の手が太腿に触れて、反射的に膝と膝を合わせるように動いた。
慌てて胸の前で握った拳。
目を瞑ると何が何だか分からなくなりそうで、
布団のシワを必死に見つめた。
柊先生は何も言わずに、先端がジェルで濡れた管をゆっくりとナカに入れた
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