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ねぇもう嫌・・・

第21章 検査④



私が着替え終わるのと同時に柊先生は検査室に戻ってきた。




『お疲れ。』




柊先生は口角を上げて、検査台に腕を付いて斜めの体勢になったまま、私を見下ろした。




「っ…」





また指先でスカートを掴んで、何も言わず柊先生を見つめた。





『…何、何かある?』





「っ…」




慌てて首を横に振った。





『…』





「…」




少しの沈黙が訪れた。





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