
今日も明日も 2nd season
第47章 行きつくところは
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「ケダモノか、バカ」
すっかり乱された中途半端に身体に纏う洋服ににのがため息をついた
脱がす手間すら惜しくて、はだけさせたまま事に及び、無惨な皺が寄ってしまっている
腕の中で気だるそうに文句を言うにのの顔は、それでも完全に怒ってはいない
ー…俺だって、欲しい
しがみつきながら、快楽に溺れる最中ににのの口から溢れたのをしっかりと自分の耳は捉えた
まあ、そう言わせたくて追い詰めたのは否めないけれど
その後に「ホントは寂しかった」とまで言われたら、暴走も仕方ないじゃないか
「ゴメン」
まあでも、一応は謝るけれど
「洗って乾くまで、帰れないじゃんか…」
にのがぶつぶつ言ってるけど、服を脱がさなかったのは、手間が惜しいのもだけど、これも1つの理由だった
そうすれば、にのは必然的に泊まるしかなくなるから
……そう思いついたのは、あの寝ぼけ眼の舌ったらずの名前呼びからだけど
