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今日も明日も 2nd season

第47章 行きつくところは


にのがベッドの隅で、恐らく来たままの服で丸まって眠っていた



それを目にしてすぐに「猫みたい」と何故か感じたのだ


普段にのは「犬みたい」と言われる方が多い


だけど素のにのを知ると、赤ちゃんみたいに無防備に眠りながらも身体を丸めて身を守るようにする姿は猫にしか見えない


気分で甘えて、マイペース

甘えるのは好きだけど、構われすぎると嫌がって

そのくせ放っておくと臍を曲げる


今だって、しっかり横を空けて真ん中に寝ないおかしな遠慮と、そのくせ他人(とは言わないかも知れないが)のベッドで平気で眠ると言う矛盾が混在

いや、そもそもソファーで寝ないでここにいる自体もにのらしくない

だってここに来て、寝室に入るのには、理由は1つしかないのだから


だけど見た感じ、本当に眠る為に入ったようではなかった

布団も掛けず、…と言うかその掛け布団は身体の下にあって敷き布団に変わっている

ベッドに乗ってたら眠ってしまった、と言う状態がしっくりくる

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