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今日も明日も 2nd season

第44章 どんな君でも




今、雅紀は俺の隣ですやすやと眠っている

ご飯を食べた後、またゲームをやりたいと言うから、雅紀に教えながら一緒にやっていたんだけど

気が付いたら俺に寄り掛かって気持ち良さそうに舟漕いでて

起こすのも可哀想だから、そっと寄り掛かる身体をフローリングに横たえさせて

ソファーに投げてあるブランケットをその小さな身体に掛けてやった

ベッドに運んであげたいのは山々だけど

何となく傍に置いておきたくて

そして

こいつが目を覚ました時、俺を捜さなくて済むようにしてあげたいと思ったのもあったから


あどけない顔をして


大人の相葉さんも、寝顔はこんな感じだっけ

安心しきったような、無防備な顔



雅紀の幸せそうな寝顔を見ていたら、何だか自分まで眠たくなってきた


ゲームを良い処でセーブして、その小さな固まりの隣に自分も添うように寝そべって柔らかい髪を軽く撫でれば

雅紀が小さく身動ぎするから、慌てて手を離した


だけど何だか名残惜しくて、そっと顕になってるおでこにキスをする


ー…さすがに唇は、ダメだしね

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