
今日も明日も 2nd season
第33章 ほのかに甘くholiday From A
そんなにのを見れば、俺だって恥ずかしくなっちゃって
自分の家なのに他所の家みたいで
だけどリビングに中に入ってしまえば、にのもいつも通り
勝手に寝室から部屋着を取り出して
「風呂借りるね~」なんて、さっさと行ってしまった
俺はと言えば冷蔵庫をチェックして、作れそうなメニューを考えて
すぐにお米をセットして、夕食の支度を始める事にした
最近は自炊を心掛けてるから、ある程度の材料は揃ってるし
にのが食べられる物も充分把握してるから、困ることはない
「はぁーさっぱりしたぁ…って、相葉さん何してんの?」
タオルを首に巻いたにのが、きょとんとした顔で立っていた
「え、飯の支度」
「疲れてんだから、カップラーメンで良かったのに」
「疲れたからがっつり食うんだよ」
「ふぅん…」
にのはそのまま、キッチンに来て水を飲むと
これまたいつも通り、ゲームの電源を入れ始めた
当たり前な風景に思わず笑みが溢れた
やっぱりこの空気がいいな
