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「ねぇ、相葉さん？」

ふいににのが俺を見上げた

「ん？」

「これからもっと、仲良くしよ？」


……え、これってさ

これって「告白」って取っていいのかな？

いいんだよね？

だってにのの顔、赤いままだし

照れすぎて目ぇ潤んでるし

間違いないよね


「ふふ、ヤバい…嬉しい」

顔のしまりがなくなってきた

だって

いつの間にか、本当に自然にお互い惹かれてるんだよ

それってまさに「運命」みたいじゃん


だけどね

やっぱ男として、ケジメはつけたい

にのの正面に回り、緩んだ顔を引き締めると

…つられてにのも姿勢を正してくれて


「にの…」

「え？」


「…本当に、俺の恋人になってくれる？」

「…はい」

にのが、赤くなりながらもにっこり笑う


「ありがとう」

…それしか、言葉は出なかった






迷子から解放されて、ようやく事務所の会議室に着くと

皆が心配して待っていてくれてた

「ごめんね」

俺がすぐに謝ると

「相葉さんに、地図持たせちゃダメだよ
…一生帰れないかと思った」

にのが少しふざけたように…だけど「ごめんね」って最後に付け足して

「これで安心した」

と言う翔ちゃんの言葉で、やっと全員が帰路についた