テキストサイズ

今日も明日も 2nd season

第32章 コイゴゴロ *紫×黄*


「…慣れるまで、動かないから」

潤くんが俺を抱きしめる

首に顔を埋めてるから、吐く息が擽ったい

だけど時折息を詰まらせるのは

…我慢、してくれてるんだよね


「…ぃよ?」

「かず?」


「動いて、…いいよ」

初めてなのにこんな台詞

…恥ずかしくて消えちゃいたい


だけど俺だって、潤くんに応えたいんだ

だからね


「かず…」
「大丈夫だから、潤くんだから……」

涙が溢れるけど、これは怖いからじゃない

潤くんが、俺を愛してくれてる

ー…嬉しさからだ


「マジで煽んなって…っヤバいから…」
「潤くん…」

しがみついていた腕を離して、手のひらで潤くんの頬を包む


そして

自分から、潤くんの唇に自分のそれを重ね合わせた



「も…っバカ…、知らねーからな」

潤くんが少しだけ辛そうに息を吐いた


「止まんねぇぞ」

そう言うと、潤くんは俺の腰を掴んで、強く俺のナカを穿ってきた


「ああっ!あ、あ、あ、…あああっ」

ギラギラとした雄の瞳が俺を捉える


潤くんから、目が離せない…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ