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「見せろよ…かずの顔」

手首をしっかり抑えられ、顔を背ける事も出来ない

歪む視界から潤くんを見つめれば
…潤くんの優しい笑顔がそこにあって


「キス…して」

思わず自分からねだっていた

触られるのも、…イカされるのも悪くないけど

やっぱりキスが一番伝わると思う

潤くんが好き、って気持ち



「かーず」

「え？」

「軽いチューがいい？それとも…」

悪戯っぽく、ニヤリと潤くんが笑う

そんな事聞かれるなんて想定外

一気に顔が熱くなる

だけど言わないとしてくれそうにない



「……いの、」

「ん？」

「深いのが…いいっ」

捲し立てるように言って、ギュッと目を瞑った

恥ずかしくて死んじゃいそう

絶対揶揄われる


だけど

少しだけ目を開けてチラ、と潤くんを見たら

…潤くんも顔が真っ赤で


あれ？

もしかして潤くんも、照れてる？


「可愛い…」

「可愛くなんか…」

ない、と言う前に、俺の唇が潤くんのそれに塞がれた