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今日も明日も 2nd season

第32章 コイゴゴロ *紫×黄*



「ダメ…っも…イキそう…っ

手…汚れ、るから…離し…て!」

熱が溜まっていく

もう、吐き出したくて限界に達している


「見せてよ…お前のイク顔、見たい」

うっとりしたように潤くんが囁くけど

…そんなの恥ずかしすぎる


「や、…おねが、…離して…!」

自分だって知らない顔なんか、見られたくない

だけど潤くんの手は、離される事無く

扱く指に強弱をつけて、俺を追い詰めていった


もうこれ以上は我慢できない

息もまともに出来なくなってる


「あ、あ、…イッちゃ…ああ!」

ドクン、と心臓が鳴って

自身も大きく熱を孕んだと感じた次の瞬間

俺は潤くんの手の中に、全てを吐き出していた


解放された悦びと、見られてしまった痴態に
表しようのない気持ちがどんどんと沸き上がって

泣きたくなんてないのに、涙が止まらなくなった


「可愛かった…」

「も…やだ…」

あまりの恥ずかしさに両手で顔を隠すけど


…すぐにそれは、潤くんに剥がされてしまった

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