
今日も明日も 2nd season
第32章 コイゴゴロ *紫×黄*
まだ、誰にも触らせた事なんてない自分自身
…そりゃ、そう言う年頃だし自分で慰めた事はある
だけど、自分で触れるのと
人に触れられるのが
同じ手でもこんなに違うのかと怖くなった
だって
軽く握られるだけで、背中に電流が流れたかのように気持ちがいい
指先で、先端を撫でられれば
はしたなく腰が浮いてしまう
「かず、気持ちいい?」
潤くんの息が、少し荒い
「うん…っ、でも怖い…」
このまま受け入れてたら、俺はおかしくなりそうな気がする
自分がどうなってしまうか分からない、未知の快楽は
…恐怖さえ感じさせた
「大丈夫だから…
さっきも言ったろ?
…俺に任せてていいから、ただお前は感じてろ」
同い年なのに、何なのこの余裕
…ってそんなの理由なんて分かってるけど、何か悔しい
だけどこの快感には抗えない
「あ、あ、あ、…じゅ…っ」
自身を扱く手が早くなって、益々競り上がる快楽に引き込まれる
慣れていない体は、あっという間に限界を迎えてしまった
