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今日も明日も 2nd season

第32章 コイゴゴロ *紫×黄*



潤くんに腕を取って貰って何とか立ち上がる

だけど、膝に力が入らなくて

本当に立っているだけでいっぱいいっぱいだった


「…歩ける?」

脇に手を入れて支えている潤くんが俺を見つめる

「多分…」

何で潤くんはそんなに平然としてるの?

俺なんて、これからの事考えたら頭が沸騰しそうなのに


戸惑う俺を知ってか知らずか「ほら」と一歩踏み出した潤くんに、支えられながら同じように歩こうとして


ガクン、と膝から崩れ落ちた

「かずっ?」

いきなり腕に重みを感じただろう潤くんが慌てて床に落ちるのを防いでくれる

今度は両手で俺を支え、また立ち上がらせてくれた

「無理みたい。力、はいんないよ…」

恥ずかしくて、無理して笑ってみせる

こんな自分が情けなくて、また泣きたくなる


「ばーか、最初からそう言えっつーの」

潤くんは一瞬目を細めて笑うと、そのまま何も言わないで俺を抱き上げた


「え、ちょ…潤くん?!」

「掴まってろ」

有無を言わせない口調に、俺は従うしかなくて

言われた通り潤くんから落ちないように、必死にしがみついた

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