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今日も明日も 2nd season

第32章 コイゴゴロ *紫×黄*


おばさんの用意したおにぎりをパクつきながら

「ほら、お前も食え」

って1つ俺に突きだしてきた

「朝は食べないからいらない」

「…だからデカくなれねぇんだよ」

「チビで悪かったな」

これも、毎回繰り返してるやり取り


だけど今日は

「…そこがいいんだけど」

そこに潤くんの呟きがプラスされた

え……

今、なんて言った?


"そこがいい″…って言った?


「潤くん?」

「あ?」

「今の言葉……」

すると潤くんはいきなり慌て出した


「いや!なんも言ってないしっ…いて!!」

勢い良く立ち上がり、テーブルに脛をぶつけて蹲る


何やってんの…

ゆっくりと潤くんの傍に行き

「…大丈夫?」

しかめている顔を覗き込んでみたら


「へ…平気!」

今度は後ろに尻餅をついてしまった


その顔は、今まで見た事がないくらい真っ赤で

つられて俺まで赤くなってしまう


だって

俺は潤くんが好きなんだ

だから

ちょっとした仕草でも「潤くんももしかしたら」って

…期待しちゃうんだよ

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