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今日も明日も 2nd season

第30章 オトナ時間



「ね、ちょっと…マジでやめよ?」

刺激しないように、宥めるように小さな声で言ってみるけど

顔が引きつってるのが自分でも分かった

だって声も、震えている


その中の1つを手に取った相葉さんは

「やめない」

あっさりと提案を却下し、笑顔のままにじりよってきた


手の中には小さなピンクの…楕円形のそれ

使った事なんかなくても、それが何かなんて知識で知ってる


「やっぱさ、最初は優しく、…ね?」

いやいやいや、優しくなくていいから!

そんなもん、持ってる自体が異常だから!


だけど
そんな俺の願いむなしく

相葉さんがニヤリとしてスイッチを入れると

ブゥゥゥン、と言うモーター音が響いてきて



「ちょっ…いや、あ、ああ!」

それを、俺の胸にいきなり当ててきた

コードを持ってるから、モーターによって安定しない動きで俺の中の疼きを引き出していく


当たっては離れ

離れては当たって

決定的な刺激を、快楽を得られない


そして相葉さんも

わざとギリギリのところで与えないようにそれを離すから

「ん、ん、んー…っ!」

もどかしさは益々広がるばかりだった

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