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今日も明日も 2nd season

第30章 オトナ時間


ふわり、と優しくベッドに降ろされる

酔って火照った身体に

冷たいシーツの感触が心地好くて、そのまま身を任せ、目を閉じた

相葉さんは俺を降ろした後、何故かベッドの端に座っている

ビニールのガサガサ音と

…何かを取り出したのかプラスチック?の当たる音

ー…何、してんのかな

ってか、何か出してる…?



「ねぇ、にの…?」

ふいに相葉さんが囁いた

「んー…?」

目は閉じたまま、返事だけ返す

…だってもう、眠くなってきた


力なく投げ出された俺の左手を、相葉さんが持ち上げる


相葉さんの指の他に、手首に何かが触れた

カチャリ、と言う音がしたと同時に、手首が締まる感触


「え…?」

その手を頭の上に引っ張られながら、今度は右手も引き上げられる

同じように手首に何かが巻かれ

再び聞こえる、カチャリと言う音


「ちょ…!何して…っ」

慌てて起き上がろうとしたけど、上に引っ張られた手首はきつく拘束されていて

中央から伸びた鎖がベッドの飾りになっている突端に引っ掛けられて


…気が付いたら完全に、手の動きは封じられてしまっていた

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