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今日も明日も 2nd season

第24章 台風注意報


かずの背中を優しく上下に撫でて

「顔、見せて」
もう一度、耳許で囁くと

「やだ…」と消え入るように呟いたかずがまた首を振る

「どうして?」

わざと耳に息を吹き掛ければ、びくりと背中が大きくしなった

「だって…っ」
「…恥ずかしいから?」

“分かってるくせに!“ とまるで抗議をするように巻き付いた腕が俺を叩く

だけど中途半端に煽られた身体に力なんか入らないのだろう、全く痛みは訪れなかった


きっと今なら、巻き付いてる腕も簡単に剥がせる


ちょっと強引ではあるけれど、かずを待ってると日が暮れてしまいそうだ


「あ…っ」

一瞬、支えてる腕を外し両手でかずの腕を引き離す

支えのない身体が後ろに倒れそうになるのを、かずは自分の腕をベッドについて、それを免れた

「ひあ…っ!」

だけどその動きはかずに取ってはかなりの衝撃になってしまったらしい

普段聞かれない、高く甘い声にぞくぞくする


両手で身体を支えてるかずを良い事に、空いている手を頬に添え、半ば強制的に顔を自分の方に向けさせた


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