
今日も明日も 2nd season
第24章 台風注意報
「ダメ…っ、も…、ん…!」
明るい部屋が恥ずかしいのか、俺の肩口に顔を埋めた
くぐもった声が、肌を伝わってじわじわと俺を煽る事に気付かないかずは声を隠す事に必死のようだ
「見せて…」
「な…に…?」
「かずの顔、見ながらしたい」
「やだ…っ」
食い込むくらいにきつくしがみつくかずが、小さく首を振る
「…っ」
だけど自分のその動きが、余計に快感を導いてしまう事になって息を飲んだ
今日はかずを横にする事なく、ずっと座ったまま行為に及んでいる
この体勢がかずには少しキツイのも分かっているけれど、慣れてしまえば深い快楽を追う事が出来るのも事実だ
もう、繋がってからゆうに10分は経っている
特に動く事もせず、かずの熱く畝る中に自身を委ねているだけだ
時々小さく動いてかずを気持ち良くする事は忘れず、背中や胸への愛撫も忘れない
かずはこのおかしな穏やかさと、時々与えられる快楽に戸惑っている
多分、激しく動いて快楽に溺れるよりも繋がってる実感が強すぎて、羞恥がかなり勝っているんだろう
