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あ、なんか泣きそう

モヤモヤしてたのをぶちまけたら、涙腺緩んだ気がする

「付き合いが大事なのは分かってるもん」

「だよな」

「でも…っ、今日は相葉さんにいて欲しかった…」

涙が溢れる前に、乱暴に腕で目を擦った


「お前、ホント相葉ちゃん好きだな」
「そんな事ないもん」

「ここまで言っといて、説得力ないから」

大野さんと翔ちゃんが二人して俺の髪に手を伸ばした

互いの手が、髪をぐしゃぐしゃに掻き乱す

「好きなんだろ」
「好きじゃないもん」

「じゃあ、俺が雅紀貰っていいの？」
「え？」

今、何て言った？

翔ちゃん、“雅紀貰っていい“ ってどういう事？


「…翔ちゃん？」

「だって、お前雅紀の事好きじゃないんだろ？」

「でも翔ちゃんは大野さんが…」

「ん？俺も相葉ちゃんなら欲しいからいいよ」


ちょっと待って
何言っちゃってんの二人とも

「何言って…っ」

「だって嫌いなんだろ？」

「でも…！」

「じゃあ、何」

何これ
何で二人して怖い顔してんの

「相葉ちゃんの事、どう思ってんだよ」




「…大好き」