
今日も明日も 2nd season
第12章 バカップルここにあり
言ってしまった手前、やっぱやめたと言った処で強引に脱がされるのはほぼ決定事項
仕方なく、恥ずかしいのを悟られないように潔く下を脱いだ
下手に恥ずかしがると、こいつの変なスイッチが入りそうだし
そんなん入ったら、俺は更に疲れてしまう
「…俺、何もしないからね」
「うん」
「指1本、動かさないから」
「いいよ。俺に任せて」
「…変な事したら、殴るからね」
「……うん」
最後の返事までの間が気になるけど
下手に反抗して暴れるよりも、こっちの方が疲れないかも
どうか、相葉さんにおかしなスイッチが入りませんように
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心地好い温度のシャワーのお湯が肩に掛かる
「温度、どう?」
「うん、ちょうどいい」
最初に宣言した通り、俺は何1つ身体を自分の意思では動かさなかった
髪を洗う時も、相葉さんの腕が首を支えてお湯が
掛からないように上に向かせてくれる
相葉さんからも “~して“ って言葉は一切出ず、
腕と膝を器用に使って洗っていて
時々力加減を聞くくらいで、他に特に会話もしない
ただ、身体を相葉さんに預けた時に
今更ながら気が付いた
