無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

相葉さんの足が向かった先は、風呂場

「にのは何もしなくていいからね」

さっきと同じ言葉を繰り返した相葉さんの顔はやけに楽しそうで

「は？、何言って…」

とりあえずこいつの腕から降りようと身体を捩ってみるけど

「だって、疲れたから何もしたくないんでしょ？」

「分かってるなら…」
“さっさと離せ“

そう言いたいのに、相葉さんは俺の言葉を遮るように勝手に行動に移していく


「はい、腕上げてー」
「だから何を…っ！！」

抱かれたまま浴室に閉じ込められて、シャワーチェアに座らされた

抵抗するのをものともせず、着ていたTシャツを捲り上げる

「何、って、風呂入るんじゃん。動きたくないって言うから俺が全部やってあげるの」

そう言われて、誰が従うと言うんだ

相手が恋人だろうが何だろうが、冗談じゃない

「ふざけんなよっ！俺は寝るの！風呂なんか入らないの！」
「さっぱりした方が良く眠れるよ？」

爽やかに笑っても、嬉しくない
さっぱりした方が良いのだって分かってるけど

良い大人が風呂に入れて貰って喜べるかッつーの


「はいはい、ほら脱いで」
「あ、こら…っ」

すぽん、とシャツを脱がされて

ジーパンに手を掛けられた所で、「それは自分で…っ！」

…そう、思わず言ってしまった