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今日も明日も 2nd season

第11章 3週回って恋に墜ちた


およそ “整頓“ とは無縁のこの物置…てか教室は

使わなくなった教材や処分に困る資料を段ボールに突っ込むか、或いは剥き出しで所狭しと置かれていた

これなら、もし先生が窓を閉めるのに入ってもまず見つからない

ー…良い場所あったじゃん

ちょっと寝るには…サボるには最高の場所


スチール棚の奥、山積みの段ボールの隙間に放置された模造紙を敷いて

漸く確保したそこに、嬉々として仰向けに寝そべった



朝、遅刻しないように頑張って起きてるからだろうか

あっという間に欠伸が出て眠気に誘われる

別に眠気に抗う必要もないからそのまま身を任せ

割と短い時間で俺の意識は夢の中に引き摺りこまれていった


******

どのくらい眠ったんだろうか

現実の世界に戻り掛ける、気持ちいいまどろみが包み込む



「ー…何してんの」

そのまどろみを一瞬にして蹴散らせた声に

俺の意識が一気に引き戻された


ヤバい!見つかった?!

慌ててガバッと身体を起こすと


「にの……なんで?」


そこには、呆れた顔をして腕を組んだにのが俺を見下ろして立っていた

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