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と言っても、期待するような展開ではなく
こうして会話？をするようになった程度だけど


「毎朝走ってばっかで、脳みそ破壊されてない？」
「は？」

「また追試だってね？」
「…何でそれを」

「大野くんから聞いた」
「……」

大ちゃんのアホ！！余計な情報をこいつに流すなよ

ニヤニヤ笑う顔が憎たらしい


「マジでお前嫌い」
「ホント気が合うね。俺もだから安心しなよ」
“バカとは付き合う気ないし“


あの、顔を赤くした
一瞬でも “可愛い“ と見えたにのは幻だったとさえ思う


完全に人を蔑んだ目をしやがって


そもそも俺はお前とタメだ

何でそのタメのお前に見下されなきゃいけねぇんだよ



「仲良しだねぇ、お前ら」
翔ちゃん先輩が、相変わらず襟首を掴みながら笑い掛けた

いやいや、先輩
絞められたそいつ、顔色ヤバいから…


「先輩、首締まってますよ」
「あ、いけね」

てへ、と手を離した途端に地面に崩れ落ちる生徒

「殺したら洒落にならないですよ？」
「あー、まー、気を付ける」
「せめて意識不明程度にしてくださいね」


…なんなのこの不穏な会話