無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

惜しげもなくねだってくるその言葉ごと包み込むように。


後頭部を抱いてぎゅっと密着すれば、首に回してきた腕を絡めて応えてくれる。


角度が変わったことで更に深く挿入され、腰をぐっと押し付けて奥へ奥へと探って。


「ふっ、あぁっ…あいばくっ…」

「あぁ…いいっ…」


抉るように腰を動かしながら抱き締める腕にも自然に力がこもる。


にのちゃんも俺の名前を呼びつつ首筋にちゅうっとキスをしてきたりして。


その可愛らしい唇が耳にずれてきて、ふちに留まったまま熱い吐息を漏らし。


「いぃ…きもちいいよぉ…」


ぐっと最奥に届いた後、絞り出すように告げた言葉がダイレクトに鼓膜に響いた。


ゾクゾクと駆け巡る快感が堪らなくて、もう緩い刺激なんかじゃこの波に乗れそうもないから。


「っ、にのちゃん…動いていい？」


かなり余裕のない声が出てしまったけど、そう囁くと同時に中がざわめいたように感じて。


待ち切れないという合図なのか、一度きゅっと後ろを締め付けてくるにのちゃん。


「っ…ちょっ、あぶな…」

「…はやくきて…」


体を離したら小さく届いた声。


ほわほわの表情でそんな誘い文句言われたらもう…


奥まで挿入していた自身をずるっと引き抜き。


うつ伏せになるよう促せば、真っ白な背中と双丘が俺を誘う。


そっと割り開いて再び自身をゆっくりと埋め込むと。


「やっ、あんっ…」


シーツに頬をつけた横顔がまた快感に歪んだ。


寝そべった体に覆い被さり、ひたすらに上へ上へと腰を突き上げる。


後ろから抱き締める腕にも力を込め、汗でしっとり濡れるうなじを辿り耳を舌でなぞって。


「ひゃっ…ぁん、それすき…きもちっ…」

「あぁにのちゃ…いいっ、」


程良い締め付けと突き上げる度に上がる色っぽい喘ぎに、ボルテージはどんどん上がっていく。


抱き締めたままごろんと反転させ、現れた火照った頬に吸い付くようにキスをして。


「はぁっ、やばい…きもちいい…」

「んっ、んぅっ…」


体を捩ってキスに応えてくれるにのちゃんに愛おしさが込み上げる。


同時にそろそろ昇り詰めてくる予感。