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カイザル「遅くなった、申し訳ない」



船長「よし、みんな揃った所で出港だ！」




前の船より一回り小さい船で島から出港した、海は波が穏やかで、天気は快晴であった



船長「このままの状態なら目的地まで順調に行けるぞ！」




船は風に乗って進路を変えずにずっと進んだ





船長「ん？お前らが目指しているヘリオポリス城か？前に来たときはあんな黒い塊なんてなかったのに」




エクレア「孤島を包むかのようにあの黒い塊って一体何かしら？」




エミリア「お城が全然見えないよ」




ギリガム「光の騎士以外ではあの黒い塊を破壊する事は出来ないみたいだからな」



カイザル「・・・・」




船は座礁しない位置に停泊した、そして小型の手漕ぎボートで孤島に近付いた、孤島は外敵から身を守る為か断崖絶壁であった




グラデラ「こんな高い場所どうやって登るの？」




カイザルは何も言わずに壁を蹴りながら登って行った




ギリガム「早く追い掛けろ！」




グラデラ「いや、無理だよ！」



ネクロ「心配はいりませんよ、皆さんこれに乗って下さい」



ネクロはふわふわの白い雲を出現させた