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ｳﾞｧﾚﾘｱ「あんた達が必死に無駄に戦っている間にそこで何もしていないコイツを捕獲しちゃいました～」



そこには気を失ったエミリアが逆さまにぶら下がっていた




カイザル「クソッ！卑怯者！」




ｳﾞｧﾚﾘｱ「さぁ～てこれで全員子供達を捕まえましたわ」




エステル「子供達をどうするつもりなの？」




ｳﾞｧﾚﾘｱ「教えなーい」




ｳﾞｧﾚﾘｱはエミリアとエクレアを両手脇に抱えて教会の中に入ってしまう




カイザル「逃がすかよ！」



教会に行こうとしたらキラキラした線が見えた




エステル「カイザル！待ちなさい！」




カイザルは不用意に教会に近づくと体が止まった



カイザル「何が起きた？」




カイザルの足と腕には硬い糸が絡んでいた




カイザル「こんな糸、引きちぎってやる」




エステル「ダメよカイザル！その糸は光属性の魔力の込められた特殊な糸、それにこんな魔法が使える者は彼しかいないわ！」




カイザル「・・・・まさか"ギア"か！」




エステル「信じたくはないけど間違いなく彼だわ」





カイザル「野郎・・・・裏切ったな！許さん」