
光の道
第8章 1日目終了
満芦めぐみは、顔を軽く押さえながらキョロキョロと辺りを見渡していた。
『だ、大丈夫?!』
私は満芦めぐみに近づいて膝をついた。
「あ、市川さん…?」
満芦めぐみはじっとこちらを見た後、理解したように、私の名前を呼んだ。
『うん。満芦さん、どこにも痛みとかない?』
私は、心配になってそう聞いた。
「うん、大丈夫よ。特にないわ。」
満芦めぐみのその返答に、私はよかった…、と呟き下を見た。
すると、満芦めぐみの隣に寝ていた三谷武とばっちり目があった。
『ぅわあッ!』
私は、ビックリして尻餅をついた。
