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光の道

第2章 1号館



ー1号館2階―

『……いない』
「くっそ。どこいんだよ」

私達はあれから、1号館の1階の全教室をくまなく調べたが誰もいなかった。

そして、この教室が2階にある最後の教室。でも……

「ここもダメか…。」

結局はだれもいなかった。
私達は重い足取りで階段へ向かった。

(1号館もあと3階で終わりか…)

そんなことを考えてるときふと目にはいった。

『…あれ?』

私が急に立ち止まったので、佐藤くんは不思議そうな顔で、振り返り、私が見ていた方向に顔を向けた。


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