
光の道
第11章 4人…。
パラパラと壁の破片が散らばる。
金槌を打ち付けたところが、直径1mぐらいの穴があいた。
「早くッ!中に入れッ!」
三谷武が叫んだ。
「海斗が先に入って中を見るんだッ!」
左藤海斗は先に指名され、分かった、と返事をし急いで中に入った。
もう時間がない
壁と壁の幅はもう2m~3mだった
「はよはいれッ!」
その一言に、満芦めぐみがすばやく穴の中に入った。
「つぎ、」
そう言って、三谷武は私を見た。
『…ッ!』
私もすばやく中に入った。
残りは後1m
私が入ったあと三谷武は持っていた金槌を捨て、勢いよく穴に飛び込んだ
その次の瞬間、壁と壁は完全にくっついた。
