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同窓会 SN

第76章 桜6 翔



大浴場は意外と空いていて 俺たちと入れ替わりに親子連れが出て行ったあとは和也とふたりで貸切状態。

かけ湯をしてお湯に入った途端
長方形の大きな浴槽の中を 顔を上げたまますいすいと平泳ぎを始める和也。


「子供か?」
「ふふ・・・お前も泳ぎたいくせに・・・」


・・・ホントはちょっと心が動いたが、いつ誰が入ってくるともわからない場所で恥を晒したくないのでぐっと我慢する。
何往復かして和也も気が済んだ様子だ。

湯船から出て大人しく身体を洗い始めた・・・と思うと サッサと流して俺のところへ来て背中を洗ってくれるという。




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