
同窓会 SN
第68章 新年10 和也
10-3
「・・・・・・だからですか?」
「え?」
「俺にそんなに親切にしてくれるのは 俺が翔の知り合いだからですか?
向井さんは翔の恋人だったんですか?もしかして・・・今でも好きなんですか?」
「・・二宮さん・・・」
しまった。
こんなこと言うつもりじゃなかったのに つい口からぽろっと出てしまった。
でも、向井さんは 特に気を悪くしたふうでもなく 静かに答えてくれる。
「・・・櫻井さんに 何か聞いたんですか・・・?」
「違います・・・」
「今はただの友人ですから・・・」
