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一之瀬姉弟の日常

第1章 はちゃめちゃでぃず

「気にするよっ!」

「もぉー沙羅姉は、細かいこと気にしすぎ。人生お気楽に楽観的に。なっ!」

「いやいや、あんたが気にしなさすぎるんでしょ」

 あたしは、お気楽すぎる優也に呆れた。

「まぁまぁ」

 そう言うと優也は、タバコを取り出し吸う。

「ちょっ! まてまてまて! ちょっ、おま」

「なんだよ?」

「未成年がタバコなんて吸うんじゃなーい!」

「は?」

 私は、焦ってわなわな、わたわたするが、優也は、きょとんとした顔をして、首を傾げる。

「だって……」

「これ、タバコ違う。シガレット。お・か・し!」

「へ?」

 今度は、あたしがきょとんとする番だ。

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