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一之瀬姉弟の日常

第4章 Broken Heart~雨に混ざる涙~

「当たり前じゃない。私の弟を思う気持ちはダイソン並みなんだから」

「なんだそりゃ」

「ついでに今日の夜ご飯はタケノコとおくらなんだって」

「今、言うことじゃねぇ……。でも笑えた。ありがとう」

 いつの間にか雨はやみ、空には七色の綺麗な虹が架かった。優也はいつもの笑顔に変わり、普段の会話に華を咲かせるのであった。このまま平穏な日常が続くのならこのままでいい。だけど優也に彼女が出来るまでの間。あとほんの少しだけ、優也を独占させて下さい。


End

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