テキストサイズ

委員長はエッチでした

第11章 友達との一線を越えて





良く考えたら
デートって
はじめてだよ?



亮とデートするのも
はじめてだし
誰とも
デートした事ないからっ、



デートって何っ?
水族館ってどこっ?



しかも
亮が指定した
待ち合わせ場所って
家から少し離れた
時計台のある
お洒落な公園



わざわざどうしてっ?




朝から準備するのに
大忙し
バタバタして
朝からシャワー浴びて
下着だって
勝負下着で
髪なんか巻いてみちゃったり



服も何着か出して
何度も着替えて
やっと
出発と思っても
靴を選ぶのに
時間かかってしまった



バタバタしてる
あたしを見て
おばあちゃんは
呆れて笑っていた



「あの坊とデートなんか、
何着ても一緒だろうにねぇ……、
大事なのは、中身だろう?」



「そんな事、分かってるけど、
女の子だから、これはしょうがないのっ」



玄関先で
色んな靴を出して
色々履いて見て

傍から片付けていく
おばあちゃん



シンプルで
踵の低めなサンダルを
履く




「行ってきま〜すっ」




おばあちゃんに
手を振って
歩き出す。



今日はいい天気だ
絶好のデート日和



くすぐったいような気分と
不安な気持ちを抱えて
家を出た。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ