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委員長はエッチでした

第11章 友達との一線を越えて





啓介に家まで
送って貰った



その日の夜は
なかなか
眠れなかった



亮……
あの時
電話があった時

どう思っただろう?

分かってしまったんだろうか?

声が聞こえたんだろうか?

あたしが
何をしてたか
分かって……?



家に帰って
おばあちゃんと
晩御飯を食べて
お風呂に入ってから

ケータイを見て
気付いた



亮からの
ラインが入っていた。





『明日は土曜なんで、
デートしよう。
水族館なんてどうかな?』




……びっくりした
ここにきて
はじめての
デートのお誘い


そう
はじめて
なんだけど……?




でも
嬉しくて
すぐに返事をする。




『行きたい、嬉しいっ、
でも、おねぇさんとか、いいのかな?』




『全然問題ないよ、夫婦喧嘩にいちいち
相手できないからね』



ラインのやり取りの中の亮は
おねぇさんに対して
少し冷たい
印象を受けた



子供の頃から
意地悪されていたとか
からかわれていたとか
そんな話は
聞いていたけど……




おねぇさんの話
もっと
明日に聞けたらいいな……。




そう思いながら
眠りについた。



啓介の事
どうしようとか
罪悪感を感じながら
なかなか
眠れなかった……。


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