
委員長はエッチでした
第11章 友達との一線を越えて
啓介side
計画的ではあった
ずっと機会を
狙って
亮と彩香の
友達のフリをして
邪魔ばかりしていた。
だってしょうがねぇだろ
どうしても
彩香を欲しい
そう
思ってしまったんだから
俺の前で見せつけた
あいつらが悪い
俺の心に
火をつけたんだから
二人きりに
なれないように
散々邪魔して
時折
物欲しそうな
表情をして
亮を見つめる彩香を見て
そそられていた
━━人の女に手を出すなんて
今までの
俺からすれば
考えられない
適当に遊んで
適当な彼女を作り
面倒になったら
別れるだけ
勿論
避妊はするし
遊びたいからな
面倒な事は避けて
楽しく
円満に遊んでいれば
良かったのに
一番面倒な
彩香に向かって
自分から
突っ込んで
いくなんて
俺も相当
可笑しくなってるな
だけど
多分はじめて
まともに
好きになった女
ただ
そんな思いがあるだけで
単なるスポーツだった
セックスが
こんなにも違う
気持ち良くて
堪らない
イク瞬間だけ
気持ちいいものだと
思っていたのに
彩香の中に
入った瞬間から
気持ち良くて
幸せだった
彩香の中が
特別なのか
好きだからか
女は必ず
先にいかせてたのに
絶対の自信があったのに
いれた瞬間
すぐにでも
イきそうになるなんて
余裕がなかった
俗に言う
名器という奴か
彩香には
悪いけど
結城さんに
しこまれたからか
━━そう思ってしまった
こんなにも
気持ちいいセックスは
はじめてだった
自分からも
ぐりんぐりん
腰を揺らす女なんて
他にいないし
やっぱすげぇよ
彩香
最高
溺れてしまいそうになる
はじめて
セックスを知った
ガキみたいに
盛りたくなる
時間が許す限り
何度も
何度も
彩香の体を
堪能したい
もう引き返せない
そうなりゃ
前に
進むしかないんだ
━━亮は友達だけど
そんなの
関係ないくらい
好きになったんだから……
罪悪感はある
罪悪感を忘れる程に
のめり込んで
ただの動物に
なっていく
この日
俺は彩香と
一線を越えて
何度も
セックスをした。
