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風俗課に配属されました

第70章 それでも諦めきれない想い

「若菜……」

私を抱き寄せようとする
瑞樹さんの手を払いのけた。

「凛子さんに反対されたの?」
「それは……色々あって……」

はぐらかそうとしている姿に
苛立ちすら感じる。

「約束したじゃんッ!凛子さんと別れて
私と一緒になるって約束したじゃんッ!
プロポーズしてくれたじゃん!」
「若菜と結婚したいよ。俺、本当に
若菜が大好きなんだよ。好きなのは
若菜だけなんだよ」
「だったら……どうして……」

その場に泣き崩れてしまった。

裸で……情けない。

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