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風俗課に配属されました

第68章 原田康人の婚約事情①

「けッ……結婚してからで構わないので……
僕ッ……僕のッ……恋人になってくださいッ!」

言えた……

胸のつっかえが少し取れた気がした。

「康人さん」

亜衣さんは笑っていた。

笑われてる?

「すみませんッ。突拍子もないことを
口にしてしまってッ」

改めて考えてみると
僕は何を言っているんだ。

『恋人同士のような夫婦になりたい』だろ。

「私、まだ康人さんから正式にプロポーズ
されてませんよ」

亜衣さんと会う以前から
結婚することは決まっていて
プロポーズはしなくてもいいと
思っていた。

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